当社は、生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)の登録10周年で南アルプスの生態系保全に力を入れている静岡市と「南アルプス・パートナーシップ」の宣言を取り交わしました。
エコパークは豊かな生態系の保全と持続可能な利活用を調和させるモデル地域として、ユネスコの審査を経て登録されます。静岡市は、2014年6月12日に登録された南アルプスエコパークの理念をさらに広めるため民間事業者などと連携・共創を強める必要があるとして「パートナーシップ」の枠組みを設けました。当社は既にエコパークの保全・振興に関する事業で静岡市と協働してきた実績があり、パートナーシップ事業の呼び掛けに賛同しました。宣言を機に、南アルプスの豊かな自然を次世代につなぐ取り組みに一層、注力してまいります。
このほど、静岡市役所静岡庁舎で宣言式が開かれました。当社代表が難波喬司市長と宣言書を交わし、連携して行う事業を活発化させる方針を確認しました。難波喬司市長は式典で、南アルプスの持続可能な環境保全策について「多くの人に関心を持ってもらい、みんなで実現していきたい」と呼びかけました。
「南アルプス・パートナーシップ」はこの日、当社を含めて9団体が宣言し、計19団体になりました。静岡市は、南アルプスの環境保全には「社会の大きな力」と「世界の大きな知」が集まり、つながることが必要と訴えています。今後の活動として「(仮称)南アルプスエコパークミュージアム」の整備・運営や山小屋、登山道の整備などを予定し、各種セミナーの開催などを通して気運の醸成を図ることにしています。