キックオフ・イベント 座談会パネリスト

しずおかHEART防災プロジェクト キックオフ・イベント
まちめぐり&座談会 「“未”被災地のための防災アートは可能か?」
座談会パネリスト
   ※敬称略/開催日ごと五十音順

◆第1弾  2月25日(日)

窪田研二  Kenji Kubota
インディペンデント・キュレーター/KENJI KUBOTA ART OFFICE代表

上野の森美術館、水戸芸術館現代美術センター学芸員を経て2006年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。2008年よりKENJI KUBOTA ART OFFICE代表。2012-2016筑波大学芸術系准教授として創造的復興プロジェクトに参加。政治、経済、教育、行政といった社会システムにおいてアートが機能しうる可能性を、アーティストや大学、企業などと協働し、様々な文化的フォーマットを用いて試みている。「X-color グラフィティ in Japan」(水戸芸術館現代美術センター、2005年)、「マネートーク」(広島市現代美術館、2007-2008年)、「Twist and Shout」(BACCバンコク、2009-2010年)、「六本木クロッシング2010-芸術は可能か?」(森美術館、2010年)、「Red Bull Music Academy: ART Exhibition」(レッドブル・ジャパン、2014年)、「Don’t Follow the Wind」(福島の帰還困難区域内某所、2015年-)、「黄金町バザール2017」(横浜市黄金町、2017)、「第6回 Asian Art Biennale – Negotiating the Future」(国立台湾美術館、2017)他、国内外の展覧会キュレーションを多数手がける。2009年より一般社団法人アートアンドパブリック協会 理事、2017年より一般財団法人川村文化芸術振興財団 理事。

 

藤井基貴   Motoki Fujii
静岡大学教育学部准教授/防災総合センター准教授

2005年名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程修了。同大高等教育研究センター特任講師として勤務後、2008年4月より静岡大学教育学部准教授。専門は教育学。東日本大震災後、研究室に所属する学生たちとともに防災教育に関する研究開発を進め、2015、16、17年度と3年連続で兵庫県主催「1.17防災未来賞」で、ぼうさい大賞を受賞。岐阜県出身。

 

 

松下徹   Tohru Matsushita
SIDE COREディレクター/アーティスト

1984 神奈川県生まれ
2010 東京藝術大学先端芸術表現科大学院卒業
【個展】
2018
開閉しろ都市 Part2.”常磐の部屋”(東京/ snow contemporary)
2014
WRECKAGE(東京)
2013
Mural at Bondst.(東京)
2012
[Abstracted and Abandoned]island MEDIUM(東京)
2011
[Kelen]island MEDIUM(東京)
[one million years]Red Eration gallery(香港)
【主なグループ展】
2016
[ソノアイダ#4-](東京)
2015
[SIDE CORE -TOKYO WALKMAN-](東京)
[NEW NOMAL -presented by Anagura and SIDE CORE](東京)
2014
[Arafudo Art Annual](福島)
[WRECKAGE-BLOCK HOUSE-](東京)
[Recent Works]3331(東京)
[KISS THE HEART#3]銀座三越(東京)
2013
[Phase Transition]JR上野駅(東京)
[サイドコア‐身体/媒体/グラフィティ‐]Terratoria(東京)
[TRICK-DIMENSION]TOLOT(東京)
2012
[アーホ展]フジテレビ(東京)
[渋谷スタイルvol.6]渋谷西武(東京)
[鎌倉現代アートプロジェクト]NICHE Gallery(東京)
[VOCA展]上野の森美術館
[ART FAIR TOKYO 2012]東京国際フォーラム(東京)
[parallel wave]Red Eration gallery(香港)
[synthesize]Blijven(東京)
[1枚の絵の力]NADiff(東京)
[サイドコア-日本美術とストリートの感性-](東京)
[f/f – f/r](東京)
2011
[1枚の絵の力]3331Arts Chiyoda(東京)
[island SUMMER collection 2011]island MEDIUM(東京)
[ART FAIR TOKYO 2011]東京国際フォーラム(東京)
2010
[island loves FRESH]island (千葉)
[Art Award Tokyo]地下行幸通り(東京)
〈甑アートプロジェクト〉甑島(鹿児島)
2009
[横浜高島屋50周年記念展覧会]高島屋 (神奈川)
[WORM HOLE episode 11]magical, ARTROOM (東京)
【受賞歴】
2010
[後藤茂雄賞]Art Award Tokyo 2010

 

松田香代子   Kayoko Matsuda
松田民俗研究所代表

静岡市出身、武蔵大学卒業。静岡県史編さん室嘱託を経て、県史自然災害誌調査員のほか、県内外の自治体史の調査員として編さん事業に関わる。専門は日本民俗学。中でも富士山信仰を中心とする山岳信仰の調査研究(富士山御師の住まいと民俗等)は、富士山世界遺産登録に向けた研究に寄与。また「災害と民俗」に関する調査・研究(災害伝承にみる伝説と知恵等)は、「静岡の災害」を考える上での教訓や手がかりを引き出す重要な意味を持つ。他、和食文化の原点である山村部の食文化、民俗芸能、儀礼習俗等の調査研究などに取り組む。愛知大学非常勤講師、静岡市文化財保護審議会委員、富士市文化財保護審議会委員、富士宮市文化財保護審議会委員。主な著書に、平成7年「静岡県史別編2自然災害史」(共著)静岡県、平成21年「富士山須山口登山道調査報告書」(共著)裾野市教育委員会、平成24年「千年に一度の大地震・大津波に備える~古文書・伝承に読む先人の教え~」(共著)静岡県文化財団、「利根川と向き合う人びと―島村の大水の記憶―」(『昔話と當世風』)など。

 

◆第2弾  3月3日(土)

小山真人  Masato Koyama
静岡大学教育学部教授/防災総合センター副センター長

静岡大学防災総合センター教授(副センター長)、同大学教育学部教授、同大学地域創造学環教授。専門は火山学、地震・火山防災など。1959年静岡県浜松市生まれ。静岡大学理学部、東京大学大学院理学系研究科などに学ぶ。東京大学理学博士(地質学)。火山噴火予知連絡会伊豆部会委員、富士山火山防災対策協議会委員、伊豆東部火山群防災協議会委員、伊豆半島ジオパーク推進協議会顧問などを務める。主な著書は「富士山 大自然への道案内」(岩波新書)、「富士山大噴火が迫っている!」(技術評論社)、「伊豆の大地の物語」「Geohistory of the Izu Peninsula」(静岡新聞社)など。

 

鈴木雄介  Yusuke Suzuki
伊豆半島ジオパーク推進協議会専任研究員

静岡県三島市出身(1977年)。静岡大学理学部で小山真人研究室に所属し、富士山の火山地質について研究。学生時代は富士山青木ヶ原周辺の地質調査と富士山北西山麓の噴火史解明をテーマにして、山を歩き回る。特に、青木ヶ原を作った西暦864年の貞観噴火については、地質調査と古記録(古文書)を照合して、平安時代にどのような噴火が起こったのかを明らかにした。アジア航測という測量や地質調査を行う会社に入社後は、火山防災や斜面防災を中心とした業務を行う。南は桜島、北は雌阿寒岳まで、さまざまな火山の調査や防災対策検討を行う。富士山のハザードマップをはじめとした各種防災マップ作成にも従事し、自然と人とのかかわりについて考える。
2011年6月にアジア航測を退社し、伊豆半島ジオパーク推進協議会事務局に専任研究員として赴任。2013年7月1日~2014年6月30日 特定非営利活動法人日本火山学会 ジオパーク支援委員会委員。

 

住 康平   Kohei Sumi
Cliff Edge Project代表/美術家

1979年飛騨高山生まれ。三島市在住。
2009年東京藝術大学大学院博士後期課程満期退学。現在、伊豆地方を中心に制作活動及び地域の文化振興に関する活動を行う。
2014-2015年 丹那断層と北伊豆地震をテーマにしたアートプロジェクト『Cliff Edge Project』を開催する。
近年の展覧会に、2016年『イマージュの部屋の鏡たち』(伊東市)、2017年『Punk Picasso10』(伊東市)。

 

松本圭司   Keiji Matsumoto
郷土雑学

「雑」には「すべてを含む」という意味がある。専門化・細分化されすぎた現代社会のあり方に疑問を投げかけ、文書や記録だけに頼らず、常に現場にヒントを求め、地域の歴史・文化から社会問題まで様々な分野の事象について考察する「雑学」者。昭和33年、小学校3年生の時に狩野川台風を経験。地元の集落が壊滅的な打撃を受けた。その経験から、東日本大震災後には月に一度のペースで浪江町、双葉町の仮設避難所に足を運び、主にメンタル面でのサポートに尽くす。地元エフエム局で毎週土曜に番組「伊豆の雑学」を担当。伊豆半島ジオガイド。狩野城ガイドクラブを創設。

 

両日座談会コーディネーター
平野雅彦   Masahiko Hirano
静岡大学教育学部特任教授/人文社会科学部客員教授

人文社会科学部 言語文化学科「情報意匠論」で多くの学生プロジェクトをおこし、第28回日本新聞協会賞広告主部門優秀賞受賞、静岡新聞広告賞グランプリをはじめ3年連続5賞受賞/2014年度 財団法人地域創造主催「アートミュージアムラボ」において静岡県立美術館との連携による成果を報告。同年、『幼児指導絵本 あそび』の研究発表・展示を静岡県立中央図書館との連携で実施/文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業(アートマネジメント力育成事業)」(2013、14、15、16、17年度) /文部科学省「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業」(イノベーション対話促進プログラム 2013年度)/文化庁「地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業」(2013年度)/「静岡県文化プログラム・モデルプログラム/小さな山村から世界への発信」(企業組合くれば)山村文化の基礎調査(2016年度)。かけがわ茶エンナーレ エリアディレクター(2017年度)/ふじのくに文化情報センター センター長、静岡県広報アドバイザー、公益財団法人 静岡市文化振興財団評議員、同静岡市民文化会館運営協議会委員/同会長、静岡音楽館AOI市民会議委員、三島市文化振興審議会会長、三島市指定管理者審査委員会委員、静岡市立芹沢銈介美術館協議会会長、島田市博物館協議会委員、公益財団法人 就職支援財団評議員、静岡図書館友の会理事 他
【活動全般】
図書館や博物館の立ち上げ、ブックアートギャラリーの企画・運営、出版、企業のキャンペーンやキャラクターデザイン、ブランディングなどの企画に参画。講座・講演、パネルディスカッションのコーディネーター。科学館・図書館のネーミングやロゴマーク、合併による新市の市章、アート作品、キャラクター、広報誌、キャッチフレーズなど各種コンテストの審査員多数。テレビやラジオのコメンテーター、NHK静岡・本の紹介コーナーなどにレギュラー出演。日本新聞協会賞、ACC賞(All Japan Radio & Television Commercial Confederation)、静岡新聞広告賞(3度グランプリ、読者が選ぶ広告賞金賞・銀賞ほか)など広告賞多数。著書、書評、時評等多数。