“未”被災地のための防災アートプロジェクト
「大地震が明日にも来る」と言われ続けて40年余。
私たち静岡県民は、いまだその日を免れてきており、一人ひとりの防災意識は薄れがちとなっています。しかし、明日にも来るかもしれない、という状況はこの先も変わりません。静岡県はいわば“未”被災地といえるでしょう。
一方で静岡県は“防災先進県”です。県内には震災に関する様々な情報や知見、「防災文化」とも呼べるものが数多く存在するはずです。
東日本大震災をはじめ各地の災害を経て「想定」が揺らぐ中、南海トラフ(東海)地震が「想定(予知)できない」ことが明言され、ここからまた新たな防災対策が検討されています。
本プロジェクトではそんな静岡県のこれからの防災にアート(表現)ができるコト、を実践しながら探り続けます。
めざすこと
震災について、過去に学び、いまを知る。
そこにアート(表現)の力を投入することにより、
一般県民には、
①心にとまり、気づき ②地域や現状・過去を深く知り ③自分ごととして考える 機会を
また、これまで防災に関わってきたひとや関心層には、
①新たな視点を得て ②制度や知識にとらわれない想像力・創造力を得て ③活動を活性化し発信する 機会を
創出できればと考えます。
アート(表現)の力で、意識の面でも「防災先進県」に。
そのとき、行動できるように。